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「原発のウソ」 (扶桑社新書) 小出 裕章2011年07月06日 17時02分54秒

原発のウソ
現在、ベストセラー中の作品です。
薄い本なので、すぐに読んでしまいました。
小出さんも、広瀬さんと同様に原発の危険性を叫び続けてきた人です。

なぜ、小出さんや広瀬さんの叫びは、一般世論のレベルにまで成熟しないのでしょうか?
それは、原発を推進する勢力が、彼らに「左翼」のレッテルを貼ってしまうからでしょうね。
小出さんも広瀬さんも「左翼」勢力とは何の関係もありませんが、原発を推進する人々は、金儲け至上主義の、筋金入りの資本主義者であることは間違いありません。

菅さんの退陣が迫っています。
何せ菅さんは浜岡原発を停めてしまったものですから、政界・財界・マスコミ、すべてが「菅降ろし」に熱狂しています。
もちろん民主党だって、資本主義者の集まりですから、菅さんは民主党の中でも完全に孤立してしまいました。

福島原発の事故はいつになったら収束するのか、それとも半永久的に収束しないのか?
私たち日本人は「喉もと過ぎれば・・・」の民族なのでしょうか?

今朝の朝日新聞の大型記事で、民主党の前原さんが、原発の賛否を国民投票してはならないと意見を述べていました。
こういう人ならば、財界も自民党も、安心して総理をやらせることができます。
前原さんが次期・総理大臣になる可能性はけっこう高い、つまり、日本は「二大」政党制と言うよりも、「二自民党」政党制と言うことでしょう。
これが日本の現実です。
要するに、政権交代と言っても、利権の奪い合いをやっているだけです。