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「風邪はひかぬにこしたことはない 」(ちくま文庫)林望2010年08月27日 13時45分08秒

リンボウ先生の「風邪はひかぬにこしたことはない」を読みました。
大変面白く読みました。
ですが、一般の人が読んでみてどう思うのでしょうか?

先生は、風邪の本質についてかなり的を射た分析を行っていました。
従ってその予防法も、かなり科学的です。
言ってることは確かにその通りと思いますが、これを実践できる人はまずいないのではないでしょうか?

ただ、ちょっと間違っていると思った部分は、罹ってしまった後の治療。
日本とイギリスを比較して、日本の方がいいと先生は考えていますが、これはなんとも言い難い。
少なくとも小児に関しては、極力、抗生剤を控えるべきです。

最後に、でも実は風邪にたくさん罹った方が免疫力ができて対抗できるという記述があって、本論を全部ひっくり返すような展開になっています。
これは本当にその通りで、僕は開業1年目にさんざん風邪を移されましたが、現在はまったく平気になりました。

リンボウ先生の「科学的予防法」もいいのですけれど、たとえば、気功で免疫力を上げるというのはどうでしょうか?
気功というのは、健康・長寿を得て、自然と一体化し、究極的には自然の根源である宇宙と合一して永遠の命を手に入れるという考え方です。
当然、風邪も跳ね返してしまいますよ。