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「大東亜共栄圏」バンザイ!2010年08月16日 19時50分17秒

大戦の敗戦から65年が経過した今年の夏。
民主党が政権をとっていたために、国辱丸出しの政治家の恥ずかしい光景は今年は少なかったようです。
日韓併合100年にあたっての菅総理大臣の談話も良かったと思います。

昨日はテレビ東京で、先の大戦を振り返る長時間の番組が放送されていました。
「テレビ」という枠の中にあっては、けっこう善戦してた、そういう良い番組でした。

かつて日本は東南アジアの国々を占領しました。
とりわけ、朝鮮半島は植民地となり、中国には満州という傀儡国家が作られました。

インドシナ半島からサイパン、フィリピン、南洋まで、日本は侵略を進めました。
当時、これらの国々はヨーロッパ列強の植民地だったのですが、後から来た日本がその地位を奪い取った訳です。
つまり日本は遅れてきた帝国軍。

その際、日本にはカッコいいキャッチコピーが必要でした。
そこで考え出されたのが「大東亜共栄圏」「八紘一宇」です。
ヨーロッパ列強から東南アジアの国々を守り、その独立を支えるために、日本が指導的立場で牽引するといううたい文句です。
しかしそんな実態はどこにも無かったことは、今日、中国・韓国が日本に対して持っている怨念を考えれば自明でしょう。

残念ながら「大東亜共栄圏」という言葉は歴史的に血で汚れています。
こういった台詞を、現代のアジアで口にすれば、たちまち尊敬を失い、猜疑心を抱かれ、信頼ならない傲岸な奴と思われます。

個人のレベルで、誰が何をどう発言しようと自由ですが、なんらかの集団のリーダーとなるべき人間は、最低限の歴史を学び、言葉に重みを持ってもらいたいものです。