「河童が覗いたヨーロッパ」妹尾河童(新潮文庫) ― 2010年08月02日 20時37分51秒
「インド」が面白かったので、「ヨーロッパ」も読みました。
これらの本は、妹尾さんの直筆で書かれて(印刷されて)いますが、その文字を見ていると次第に気分が悪くなります。
なぜでしょう?
しばらく考え込むと、理由が分りました。
妹尾さんの文字って、僕の文字にそっくりだからです!
それはもう気味が悪いくらいに似ています。
これまでの人生で、こんなに僕の字に似たものを見るのは初めてです。
家内と長女に見せたら、僕が言う前から「父ちゃんの字みたい!」。
こんなことがあるんですね。
これらの本は、妹尾さんの直筆で書かれて(印刷されて)いますが、その文字を見ていると次第に気分が悪くなります。
なぜでしょう?
しばらく考え込むと、理由が分りました。
妹尾さんの文字って、僕の文字にそっくりだからです!
それはもう気味が悪いくらいに似ています。
これまでの人生で、こんなに僕の字に似たものを見るのは初めてです。
家内と長女に見せたら、僕が言う前から「父ちゃんの字みたい!」。
こんなことがあるんですね。
今から楽しみ、来年の日本小児外科学会 ― 2010年08月03日 10時52分50秒
例年、日本小児外科学会は、6月ころに開催されますが、来年はなぜか7月だそうです。
クリニックも暇だし、会場も東京というし、来年はぜひ3日間参加しましょう。
今から楽しみです。
ですが、この学会の開催概要を読むと、疑問に思えることが多々あります。
まずテーマ。
「こどもは、未来へのかけ橋 Children; Bridge into the Future」だそうです。
しかしこれは、キャッチフレーズであって、何をやりたいかというテーマ(主題)になっていません。
昔、千葉大の大沼教授が同様の抽象的なテーマを掲げたら、理事会で問題になり、結局、具体的なサブテーマを添えることで解決しました。
そしてさらに言っておけば、なんでイギリス語が添えてあるのか、まったく意味不明。
次の疑問は、アグネス・チャン氏による特別講演。
僕はこの人がどういう見識を持った人か知りません。
小児医療に関して立派な見識を持っているのかもしれません。
ですが、なぜ、学会でそういう場を作るのか?
学術総会とは、各会員が、一年間の研究や臨床の成果を発表する場です。
彼女の講演を聞きたければ、いくらでも方法があります。
日本中のすべての学会員が、一つの部屋に集まって話を聞くのには、いったいどういう意味があるのでしょうか?
会長さんによると、
「成人領域の医療に内科と外科があるように、小児医療も小児内科と小児外科が医療の両輪として機能しています」
とのことです。
こういう意見は、多くの小児外科医から聞かれます。
ですが、大事なことは、こういうことを言う小児科医は絶対にいないということです。
僕は今年の6月に、名古屋の学会に参加して、某大学の小児外科教授と長時間、話し込みました。
その先生の話では、日本の小児外科は、これからどんどん「ギルド」へと進んでいくとのことでした。
僕は個人的にはギルド化するべきではないと思いますが、これはもう避けられない流れでしょう。
つまり、今でさえ、「特殊な医者」である小児外科医が、今後どんどん「特殊な医者」「世間一般と接点のない医者」「どういう病気を治すのか認知されない医者」になっていくのだと思います。
そういう状況にある小児外科医を指して、
「成人領域の医療に内科と外科があるように、小児医療も小児内科と小児外科が医療の両輪」
というのは、現実からまったく遊離した空論ではないのかと僕は疑問に思ってしまいます。
現在、日本には2500人の小児外科がいますが、これはどんどん減っていくでしょう。
というか、学会(理事会)が減らそうと考えている訳です。
超マイナーな我々小児外科医がどういう学会を開催すべきか、リーダーたちには、良いアイデアを出して欲しいですね。
クリニックも暇だし、会場も東京というし、来年はぜひ3日間参加しましょう。
今から楽しみです。
ですが、この学会の開催概要を読むと、疑問に思えることが多々あります。
まずテーマ。
「こどもは、未来へのかけ橋 Children; Bridge into the Future」だそうです。
しかしこれは、キャッチフレーズであって、何をやりたいかというテーマ(主題)になっていません。
昔、千葉大の大沼教授が同様の抽象的なテーマを掲げたら、理事会で問題になり、結局、具体的なサブテーマを添えることで解決しました。
そしてさらに言っておけば、なんでイギリス語が添えてあるのか、まったく意味不明。
次の疑問は、アグネス・チャン氏による特別講演。
僕はこの人がどういう見識を持った人か知りません。
小児医療に関して立派な見識を持っているのかもしれません。
ですが、なぜ、学会でそういう場を作るのか?
学術総会とは、各会員が、一年間の研究や臨床の成果を発表する場です。
彼女の講演を聞きたければ、いくらでも方法があります。
日本中のすべての学会員が、一つの部屋に集まって話を聞くのには、いったいどういう意味があるのでしょうか?
会長さんによると、
「成人領域の医療に内科と外科があるように、小児医療も小児内科と小児外科が医療の両輪として機能しています」
とのことです。
こういう意見は、多くの小児外科医から聞かれます。
ですが、大事なことは、こういうことを言う小児科医は絶対にいないということです。
僕は今年の6月に、名古屋の学会に参加して、某大学の小児外科教授と長時間、話し込みました。
その先生の話では、日本の小児外科は、これからどんどん「ギルド」へと進んでいくとのことでした。
僕は個人的にはギルド化するべきではないと思いますが、これはもう避けられない流れでしょう。
つまり、今でさえ、「特殊な医者」である小児外科医が、今後どんどん「特殊な医者」「世間一般と接点のない医者」「どういう病気を治すのか認知されない医者」になっていくのだと思います。
そういう状況にある小児外科医を指して、
「成人領域の医療に内科と外科があるように、小児医療も小児内科と小児外科が医療の両輪」
というのは、現実からまったく遊離した空論ではないのかと僕は疑問に思ってしまいます。
現在、日本には2500人の小児外科がいますが、これはどんどん減っていくでしょう。
というか、学会(理事会)が減らそうと考えている訳です。
超マイナーな我々小児外科医がどういう学会を開催すべきか、リーダーたちには、良いアイデアを出して欲しいですね。
再読「収容所から来た遺書」辺見じゅん(文春文庫) ― 2010年08月04日 16時16分13秒
辺見さんの「収容所から来た遺書」を再読しました。
ノンフィクションの世界では名著として有名な一作です。
以前に読んだ時は、複数の本と一緒に読み進めたため、本の世界にどっぷりと漬かることができなかった。
今回は、時間をかけてゆったりと読みました。
やはりこの本は傑作です。
まずなんと言っても、辺見さんの取材力がすごい。
本を書くまでの準備も大変だったと思うけど、取材をもとに物語を再構成していく筆力もすごい。
もちろん、「事実は小説より奇なり」ですから、こういう事実に目をつけた作者の視点がすべてかもしれません。
大団円は本当に感動的。
これは辺見さんの力か、事実の力か、それはよく分かりませんが。
一級品の傑作ノンフィクションです。
ノンフィクションの世界では名著として有名な一作です。
以前に読んだ時は、複数の本と一緒に読み進めたため、本の世界にどっぷりと漬かることができなかった。
今回は、時間をかけてゆったりと読みました。
やはりこの本は傑作です。
まずなんと言っても、辺見さんの取材力がすごい。
本を書くまでの準備も大変だったと思うけど、取材をもとに物語を再構成していく筆力もすごい。
もちろん、「事実は小説より奇なり」ですから、こういう事実に目をつけた作者の視点がすべてかもしれません。
大団円は本当に感動的。
これは辺見さんの力か、事実の力か、それはよく分かりませんが。
一級品の傑作ノンフィクションです。
「他人の足」「人間の羊」大江健三郎 ― 2010年08月05日 20時38分39秒
本棚を眺めていたら、大江健三郎の小説が読みたくなりました。
で、上記の二つと「死者の奢り」、合わせて三編を読んでみました。
ああ、懐かしい。
昔、読みふけった大江ワールド。
閉ざされた空間。
傍観者の欺瞞。
こういうことが、豊穰な文体でみごとに描かれています。
書かれたのは昭和三十年代前半。
うーん、僕が生まれる前か。
これはもう、現代文学というよりも、古典ですね。
おそらく死ぬまでに何度も読み返すんでしょうね。
どうですか? みなさんは興味ありますか?
日本が世界に誇るノーベル賞作家ですよ。
で、上記の二つと「死者の奢り」、合わせて三編を読んでみました。
ああ、懐かしい。
昔、読みふけった大江ワールド。
閉ざされた空間。
傍観者の欺瞞。
こういうことが、豊穰な文体でみごとに描かれています。
書かれたのは昭和三十年代前半。
うーん、僕が生まれる前か。
これはもう、現代文学というよりも、古典ですね。
おそらく死ぬまでに何度も読み返すんでしょうね。
どうですか? みなさんは興味ありますか?
日本が世界に誇るノーベル賞作家ですよ。
もうすぐ夏休み ― 2010年08月06日 23時49分50秒
クリニックはすっかり空いてきています。
来週は月曜日のみが診療。
火曜日は、朝から予防接種をおこなって、一般診療はやりません。
その後、土曜日まで夏休みを頂きます。
9月の後半からは必ず混雑しますので、今のうちに院長室のPCの中味を整理して、身の回りをきれいにしましょう。
来週は月曜日のみが診療。
火曜日は、朝から予防接種をおこなって、一般診療はやりません。
その後、土曜日まで夏休みを頂きます。
9月の後半からは必ず混雑しますので、今のうちに院長室のPCの中味を整理して、身の回りをきれいにしましょう。
NHKテレビを観る ― 2010年08月08日 23時14分20秒
21時からのNHKスペシャルを観ました。
シベリア抑留の元・日本兵の声を集めたものです。
テーマは、共産主義教育(洗脳)の中での日本人同士の吊るし上げでした。
加害者に回らないと、自分も被害者の身に落とされるという奴です。
ダモイ(帰還)を待ちわびている俘虜からしたら、これは致し方ないでしょう。
加害者も被害者も、共に被害者です。
悪いのは、共産主義、、、いや、そうではなくて、全体主義でしょう。
NHKらしい大変意義のある良い番組と思いましたが、やはり、テレビはテレビかなと。
つまり底が浅い。
これが本だったら、起承転結の「起」で終わっているように思います。
そもそも1時間程度で何かを表現するのはちょっと無理があるかも知れませんね。
難しいですね、テレビの表現って。
シベリア抑留の元・日本兵の声を集めたものです。
テーマは、共産主義教育(洗脳)の中での日本人同士の吊るし上げでした。
加害者に回らないと、自分も被害者の身に落とされるという奴です。
ダモイ(帰還)を待ちわびている俘虜からしたら、これは致し方ないでしょう。
加害者も被害者も、共に被害者です。
悪いのは、共産主義、、、いや、そうではなくて、全体主義でしょう。
NHKらしい大変意義のある良い番組と思いましたが、やはり、テレビはテレビかなと。
つまり底が浅い。
これが本だったら、起承転結の「起」で終わっているように思います。
そもそも1時間程度で何かを表現するのはちょっと無理があるかも知れませんね。
難しいですね、テレビの表現って。
この変態野郎め!「フレッド・ブラッシー自伝」(エンターブレイン社) ― 2010年08月09日 21時31分18秒
400ページを越える長い自伝でしたが、あっさり読んでしまいました。
フレッド・ブラッシー、みなさん、ご存知ですか?
1960年代に大活躍した悪役レスラーです。
なんと得意技は「噛み付き」。
当時、テレビがカラーで中継されるようになり、ブラッシーが噛み付いて力道山が流血する姿が茶の間に流れ、4人ものお年寄りが心臓麻痺で亡くなったといいます。
You Pencil Neck Geeks
というのは、ブラッシーの決め言葉で、まあ、敢えて訳すならば、「この変態野郎め!」という感じでしょうか?
語源に興味のある人は調べてみてください。
ちなみにGeeksというのは、現代では「オタク」の意味に使われるそうです。
フレッド・ブラッシー、みなさん、ご存知ですか?
1960年代に大活躍した悪役レスラーです。
なんと得意技は「噛み付き」。
当時、テレビがカラーで中継されるようになり、ブラッシーが噛み付いて力道山が流血する姿が茶の間に流れ、4人ものお年寄りが心臓麻痺で亡くなったといいます。
You Pencil Neck Geeks
というのは、ブラッシーの決め言葉で、まあ、敢えて訳すならば、「この変態野郎め!」という感じでしょうか?
語源に興味のある人は調べてみてください。
ちなみにGeeksというのは、現代では「オタク」の意味に使われるそうです。
悪霊退散 ― 2010年08月10日 12時14分39秒
左首・肩の痛み
左腕の痺れ
両方の足の膝から下の痺れ・むずむず感
そして腰痛。
何度もここで書いてきたため、いろいろな方から「大丈夫ですか?」と声をかけられます。
これまで、二人の整形外科医、一人の脳外科医に診てもらいましたが、どうも頸部椎間板ヘルニアだけでは説明がつかないような。
そこで、脳外科の先生から神経内科の医者に紹介状を書いてもらいました。
受診するのは、一週間以上先です。
ところがどうしたことか最近、痛み・痺れがほとんど無いのです。
何か変わったことをしたかと言うと、それは「午車腎気丸」という漢方薬を始めたこと。
これは脳外科の先生から教わりました。
さて、神経内科を受診する頃にはすっかりよくなっていたりして。
だとしたら、僕はどういう類いの体調不良だったのでしょうか?
ただ、3月の下旬にも急激に症状が無くなった時期があったんですよね。
まるで悪霊が退散したように。
今度もまた同じなのかしら。
悪霊にはもう二度と戻ってきてほしくありません。
左腕の痺れ
両方の足の膝から下の痺れ・むずむず感
そして腰痛。
何度もここで書いてきたため、いろいろな方から「大丈夫ですか?」と声をかけられます。
これまで、二人の整形外科医、一人の脳外科医に診てもらいましたが、どうも頸部椎間板ヘルニアだけでは説明がつかないような。
そこで、脳外科の先生から神経内科の医者に紹介状を書いてもらいました。
受診するのは、一週間以上先です。
ところがどうしたことか最近、痛み・痺れがほとんど無いのです。
何か変わったことをしたかと言うと、それは「午車腎気丸」という漢方薬を始めたこと。
これは脳外科の先生から教わりました。
さて、神経内科を受診する頃にはすっかりよくなっていたりして。
だとしたら、僕はどういう類いの体調不良だったのでしょうか?
ただ、3月の下旬にも急激に症状が無くなった時期があったんですよね。
まるで悪霊が退散したように。
今度もまた同じなのかしら。
悪霊にはもう二度と戻ってきてほしくありません。
別荘で贅沢三昧 ― 2010年08月11日 17時25分59秒
クリニックは夏休みを取らせて頂いて、昨日から別荘へ出かけました。
別荘というのは、もちろん冗談で、夏になるといつもいくホテルのことです。
金田海岸にあるホテルで、スパとプールが充実しているため、我が家の子どもたちは、大ファンです。
このホテルにいくことを、夏休みの最大の娯楽と考えているようです。
値段はとても大衆的な金額なので、親としてはとても助かります。
さて、しかし僕はというと、プールではしゃぐという楽しみ方は、この年齢なので、あまりありません。
首の不調も、冷やすことで悪くなるかも。
そこで今年はちょっとホテルの楽しみ方を変えてみました。
まずは、タイ式足裏マッサージ。
30分で3000円くらい。
僕と同じくらいの年齢の女性がマッサージしてくれました。
タイ風の服装でしたが、日本人でした。
これがもう、痛いの痛くないのって、本当にのけぞりました。
すべてが終了したら、「お客さん、首が悪いですね」とズバリ当てられてびっくり。
次の日は、韓国式アカスリ。
25分で3500円くらい。
年齢は僕よりちょっと上の女性。
韓国の方だと思います。
これもね、びっくりです。
すごい量のアカが取れるんです。
とにかく両方とも重労働です。
ここまでやって頂いて、申し訳ありませんという気持ちになりました。
ですから、ちゃんと「ありがとうございます」と頭を深く下げました。
労働というのは偉大ですね。
さて、ちょっと贅沢をしてしまいましたが、ま、1年に1回くらいならば、バチは当たらないでしょう。
別荘というのは、もちろん冗談で、夏になるといつもいくホテルのことです。
金田海岸にあるホテルで、スパとプールが充実しているため、我が家の子どもたちは、大ファンです。
このホテルにいくことを、夏休みの最大の娯楽と考えているようです。
値段はとても大衆的な金額なので、親としてはとても助かります。
さて、しかし僕はというと、プールではしゃぐという楽しみ方は、この年齢なので、あまりありません。
首の不調も、冷やすことで悪くなるかも。
そこで今年はちょっとホテルの楽しみ方を変えてみました。
まずは、タイ式足裏マッサージ。
30分で3000円くらい。
僕と同じくらいの年齢の女性がマッサージしてくれました。
タイ風の服装でしたが、日本人でした。
これがもう、痛いの痛くないのって、本当にのけぞりました。
すべてが終了したら、「お客さん、首が悪いですね」とズバリ当てられてびっくり。
次の日は、韓国式アカスリ。
25分で3500円くらい。
年齢は僕よりちょっと上の女性。
韓国の方だと思います。
これもね、びっくりです。
すごい量のアカが取れるんです。
とにかく両方とも重労働です。
ここまでやって頂いて、申し訳ありませんという気持ちになりました。
ですから、ちゃんと「ありがとうございます」と頭を深く下げました。
労働というのは偉大ですね。
さて、ちょっと贅沢をしてしまいましたが、ま、1年に1回くらいならば、バチは当たらないでしょう。
「アントニオ猪木全記録」(オープンハウス社) ― 2010年08月12日 22時05分28秒
5000円もする本を買ってしまいました。
レスラー・デビュー50周年の記念写真集です。
電話帳みたいに分厚い本です。
解説文も丁寧に添えられていて、すべてに目を通すのに3日間もかかりました。
一人の人間のほぼすべての人生を写真で表現するというのは、なかなかすごいものがあります。
こういった被写体になれる人間なんて滅多にいませんからね。
さて、プロレスラーという職業は、世間一般からはあまりリスペクトを受けない業種でしょう。
しかしアントニオ猪木の生涯を見てみると、この人の才能は桁外れ・規格外・破格ということがよく分ります。
文学・音楽・絵画といった様々な「タレント」の中でも、僕が同時代に生きた人間の中でもトップランクだと思います。
誰か「真面目に」評伝を書いてくれればいいのに。
レスラー・デビュー50周年の記念写真集です。
電話帳みたいに分厚い本です。
解説文も丁寧に添えられていて、すべてに目を通すのに3日間もかかりました。
一人の人間のほぼすべての人生を写真で表現するというのは、なかなかすごいものがあります。
こういった被写体になれる人間なんて滅多にいませんからね。
さて、プロレスラーという職業は、世間一般からはあまりリスペクトを受けない業種でしょう。
しかしアントニオ猪木の生涯を見てみると、この人の才能は桁外れ・規格外・破格ということがよく分ります。
文学・音楽・絵画といった様々な「タレント」の中でも、僕が同時代に生きた人間の中でもトップランクだと思います。
誰か「真面目に」評伝を書いてくれればいいのに。
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