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英語はイギリス語2010年06月30日 20時12分20秒

夕方、買い物のためにスーパーに出かけました。
ちょっと疲れたので、休憩スペースの椅子に座っていたら、近くにいた老夫婦(それとも友人関係?)の会話が耳に入ってきました。

芸能ネタから大相撲問題、そして政治の話題。
床屋の政談ですよね。
そのおばあさん、菅総理大臣が英語を喋れないのはまずいと、サミットのことでしょう、そんな話をしていました。

こういった意見は日本の中にはかなり多いのではないでしょうか?

しかしもちろんそれは「偏見」であり、「間違い」であり、「日本人の劣等感」そのものです。
そもそも英語というからよろしくない。
まるで国際公用語みたいだ。
けれどもこれは、「イギリス語」でしかありません。
全世界の中で「イギリス語」を母語にしている人間なんて、決してメジャーではありません。

サミットをみればよく分ります。
ドイツ人はドイツ語、イタリア人はイタリア語、フランス人はフランス語、ロシア人はロシア語を話します。

菅さんが日本語を話すのはまったくあったり前の話であって、恥ずかしいことでも、カッコ悪いことでも全然ありません。

日本は太平洋戦争に敗れてアメリカに占領されてしまい今に至っていますから、学校教育では「イギリス語」が強要されているだけに過ぎません。
アジアに生きる日本人が最初に学ぶべき外国語は、「イギリス語」ではないことは、ちょっと考えれば誰にでも分るでしょう。

日本小児外科学会には「国際セッション」というかなり大きな討論の場が毎年用意されますが、この目的は、アジアの若手医師との交流です。
ところが使われる言葉はここでも「イギリス語」なんですね。
これは僕からみると漫画でしかないのですが、多分、誰も疑問に思っていないでしょう。

僕は自国の言葉で意見を言って、通訳を学会が用意すればいいと思います。
できないならば、こういう見せかけだけのアジアの交流は止めた方が良いと思います。
英語が全然できない学会員も多数いますからね。
そういう人にとっては、何の意味もないセッションということになります。

「イギリス語」ができなくたって、ちゃんと世界の国々の人たちと交流できますよ。
言葉は本質ではありません。
「イギリス語」に劣等感をもった日本人というのは、他国の人からみたら、かなりヘンな外国人だと思います。