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「大正天皇」(朝日選書)原 武史2010年06月23日 20時41分05秒

日本人で、その名を知らない人はいないが、だれも話題にしない人。
大正天皇というのはそういう存在かもしれません。
ふと興味をもって本書を読みました。

今から100年前の物語りですが、100年前と今とでは、日本という国はまったく違ったものになっていることがよく分ります。
政治の制度もそうだし、天皇制の意味もそうだし、庶民の暮らしぶりも。
日本語だって、話し言葉も書き言葉も現在とまったく違っています。

日本の歴史とか伝統とか、そういったものは大昔からあるのではなく、最近になって造られたということがよく分りました。

膨大な資料を解き明かして書かれた大著ですが、医者である僕からみて最後にちょっと不満が。
それは大正天皇の死因が、本書を読んでいて僕には理解できなかったことです。
100年前の日本では、衛生とか健康とか感染予防とか、そういったものが今とは次元が違うのかもしれません。

福田総理大臣が住宅対策で、「200年住宅」とか言っていたけど、それってどのくらい意味があるのでしょうか?
今から100年経つと日本の姿は今とまったく違っているかもしれませんね。

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