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5000人に1人の病気2006年07月31日 19時02分48秒

いつ「小児外科疾患」のお子さんが来ても的確に診断できるように心の準備はしていましたが、開院してまだ3ヶ月も経たないのに、今日は5000人に1人の「小児外科疾患」に出会いました。
もちろん、小児外科医が小児外科疾患を診断して当たり前なんですが、今日のお子さんの訴えは「朝、2回吐いた」「機嫌が悪い」というものだけでした。
小児科医であれば誰でも腸重積を疑います。聞けば便が昨日、赤かったと。でもよく聞けばそれは食事のせいのようでした。嘔吐のお子さんは毎日、何人もクリニックを訪れます。でも、一人一人、ていねいに診ましょう。ベッドに横にして、、上腹部を触ると、、、この顔の表情、このお腹のわずかな緊張。普通とはいえません。超音波検査が必要です。以後の診断は、正常ではないことは一目で分かります。もちろん、腸重積ではありません。
診断のポイントは、超音波検査をするか否かですよね。嘔吐のお子さんや腹痛のお子さんに全員、超音波検査をやっていたら1日の診療がいつまでたっても終わりません。この適応を決めるのはやはり小児外科医の「手」ということになります。
僕の世代や僕より若い世代の小児外科医は、ともすれば医療機器に診断を頼り過ぎるきらいがあります。僕が師事した松戸市立病院小児外科の前部長の川村先生は、患者さんの病歴をまったく聞かなくてもお腹を触るだけで急性虫垂炎を診断できると断言していました。僕にはとても真似できません。しかし、川村先生のおっしゃることはよく分かります。それは小児外科医の「触診」がいかに大事かということです。僕も大学時代、研修医に指導する時に、お腹は触るんじゃなくて「サーチ」するんだと教えました。自分の指先に神経を集中させてお腹の中を探索するんですね。僕自身、この感覚をいつまでも忘れないようにして行きたいと、今、改めて思います。
今日のお子さんは大学病院に入院になりました。天下の千葉大小児外科です。少し時間がかかってもきちんときれいに治してもらえるでしょう。