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トータルケアをする医者はどこに?2006年07月23日 20時51分21秒

白血病ではなくて、小児固形がんの話しをしています。以下は誰かの批判ではないので誤解無く。
ここ最近数年は小児がんのトータルケア、つまり病気を、子どもを、総合的に診ようという観点がクローズアップされています。
もちろん、それはその通り。トータルで診ることは大事です。しかし、その担い手は誰でしょうか?
小児固形がんは歴史的には外科医が治療を行なってきました。「小児外科医」の誕生とともに外科医は手を引きます。しかし、手術だけでは小児がんは治らないと分かると、「小児外科医」は抗がん剤を使い始めました。ところが、時代は変わり、『専門医による分業制度』という考え方がアメリカからやってきて、日本でも抗がん剤治療は「小児科医」、手術は「小児外科医」というふうに変わってきました。
この流れは今後も加速し、逆戻りすることはないでしょう。しかし、、、と僕は思ってしまいます。
分業することとトータルに診ることは矛盾しないのでしょうか?患者さんはどちらを望むのでしょうか?僕自身のこれまでのいくつかのセカンドオピニオンの経験(僕が依頼したケースと依頼されたケース)から言うと、小児固形がんをトータルで語れる医者って日本には本当に少ないということです。
小児科医には当然、手術のことが分かりませんし、(ほとんどの)小児外科医には化学療法のことが分かりません。小児科医が手術以外のことならすべて分かるかと言うと、画像が読める人、放射線治療が分かる人は大変少ないのが現実です。
この日本の現況とトータルケアを両立させることは至難の業と言わざるをえません。
「千葉大方式」では、小児外科医が入院から退院までのすべての説明と治療を行ないます。画像診断をして化学療法をやって感染症治療を行なって手術をして放射線療法の適応を決めて骨髄移植をして家族の心のケアをして長期のフォローアップをするのです。これらすべてをやってるのはおそらく今や世界で千葉大の小児外科医だけでしょう。僕は世界でも希有な医者ということになります。でもここまでの経験を積まなければ、小児がんのトータルケアなんて、、ちょっとおこがましくて口にできないと思います。
小児固形がんをトータルで診れる小児科医の養成がなによりも急がれます。手術のタイミングを決定できるくらいの実力を持った若手小児科医がどんどん育って欲しいです。