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園医デビュー!!2006年06月07日 19時49分40秒

僕の娘が通っている近所の幼稚園から園医をお願いされました。こんな僕で良ければ。光栄です。で、今日は、この幼稚園の姉妹校にあたる園に、車で40分をかけて健康診断に行ってきました。場所は八街市です。
カーナビに目的地情報を入れて家内と一緒に出発すると、、、これがけっこうのどかな風景が続くほのぼのとした土地なんです。幼稚園の園舎も周りの風景とうまく調和していました。現場に着いて、1時間ちょっとをかけて丁寧に聴診をさせていただきました。
以前にある小児科の先生のホームページを見ていたら、その先生は子どもが大好きで医者にならなかったら保育士になっていたと書いてありました。う。立派です。でも、僕って、、、。そうです。ホームページに書いてあるように僕が小児外科医になった理由は、子どもが好きだから、、、ではありません。むしろ医学生の時は苦手でした。小児がんをどうしても克服したいという、「志・理屈」で小児外科医を選んだのです。ですから、開業するにあたって自分が園医をしている姿なんてとても想像できませんでした。大学の後輩たちが見たらびっくりするかも。今年の3月まで最先端医療ばかりやっていた訳ですから。
で、、やってみて。。。本当に良かったと思います。恥ずかしげも無く書きますが、子どもたち、とても可愛かったです。まさか、自分がこんな感想を持つとは夢にも思いませんでした。本当に貴重な経験でした。また、のどかな風景の中の幼稚園の健診だったから、それも良かったのかも。将来、自分がリタイアしたらどこか田舎でこんな仕事も良いかなと漠然と思ったりもしました。ちょい、感傷的に過ぎるでしょうか?
園長先生も立派な方でした。教育者ですね。少子化の日本の現状と行く末を憂いていました。しかし、その憂い方が評論家風では無いんですね。現場に居ますから筋金入りです。志を持って園を率いているんですね。
素晴らしい1日に感謝です。でも、帰宅してから大学病院の秘書さんから悲しいお知らせが。
東海大学の前教授の横山清七先生がお亡くなりになりました。大変、ショックです。僕のクリニックにいらした患者さんは僕の白衣に黄色いバッジがついていることに気づいていると思います。横山先生が文字通り命と引き換えに建設を進めた難病の子どもたちのための「そらぷちキッズ・キャンプ」http://www.solar-petite.jp/ のバッジです。ご冥福をお祈りするとともに、これからもキャンプを応援して行きたいと思います。

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